BRABUS 1300 R Masterpiece Edition (2024年モデル)
「他の誰とも違う、特別な一台が欲しい」「最高のパフォーマンスとデザインを両立したバイクに乗りたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
先にスペックを確認したい方は、こちらのボタンからジャンプできます。
BRABUS 1300 R Masterpiece Editionとは? – バイクの概要・特徴
BRABUS 1300 R Masterpiece Editionは、KTMのフラッグシップネイキッドである「1290 SUPER DUKE R EVO」をベースに、メルセデス・ベンツのチューニングで世界的に有名なBRABUSが、その卓越したデザインとクラフトマンシップを注ぎ込んだ限定生産モデルです。
2022年の「BRABUS 1300 R」、2023年の「BRABUS 1300 R Edition 23」に続く、このコラボレーションの集大成とも言えるのが、この「Masterpiece Edition」です。その名の通り、まさに“傑作”と呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。
生産台数は世界限定50台(Onyx Black 25台、Diamond White 25台)のみ。その希少性も、このバイクが特別な存在である理由の一つです。
単なるカスタムバイクではなく、BRABUSのデザイン哲学が細部にまで貫かれており、見る者を圧倒するオーラを放っています。ベースモデルの持つ獰猛なパフォーマンスはそのままに、さらに洗練されたラグジュアリースポーツの世界観を体現しています。

BRABUS 1300 R Masterpiece Editionの魅力・注目ポイント
このバイクの魅力は、語り尽くせないほど多岐にわたりますが、特に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。
BRABUS 1300 R Masterpiece Editionの注目ポイント
- BRABUSによるエクスクルーシブなデザイン
- 高品質なカーボンパーツの多用
- “Monoblock Z” 鍛造ホイール
- 専用設計のエキゾーストシステム
- ベース譲りの圧倒的なパフォーマンス
- 世界限定50台という希少性
BRABUSデザインの真髄
まず目を引くのは、BRABUSならではの独創的で力強いデザインです。象徴的な丸型LEDヘッドライトを覆うカーボン製ヘッドライトマスク、サイドフェアリングに取り付けられた大型のウィングレット、そして筋肉質な燃料タンクカバーなど、随所にBRABUSのデザインシグネチャーが見られます。

シートもBRABUS専用のカスタムシートが採用されており、“Diamond Rising” と名付けられた精巧なキルティングパターンが施されています。細部にまでこだわり抜かれたデザインは、まさに工芸品の域に達しています。

贅沢に使用されたカーボンパーツ
ヘッドライトマスク、エアダクト、アンダートレイ、リアフェンダーなど、ボディワークの多くに高品質なカーボンファイバーが使用されています。これにより、軽量化と同時に、視覚的な高級感とレーシーな雰囲気を高めています。

足元を飾る “Monoblock Z” ホイール
BRABUSのアイコンとも言える“Monoblock Z” デザインの軽量鍛造ホイールが装着されています。9本スポークの洗練されたデザインは、バイク全体の印象を引き締め、特別な存在感を放ちます。

専用エキゾーストシステム
スリップオンラインサイレンサーは、このモデルのために特別に設計されたものです。マットブラック仕上げのダブルパイプデザインは、見た目の迫力だけでなく、LC8 Vツインエンジンのサウンドをさらに魅力的なものへと昇華させています。

KTM 1290 SUPER DUKE R EVO譲りのパフォーマンス
ベースとなっているKTM 1290 SUPER DUKE R EVOは、「THE BEAST」の異名を持つほどのハイパフォーマンスネイキッドです。その心臓部である1,301cc LC8 Vツインエンジンは、最高出力180馬力、最大トルク140Nmという圧倒的なパワーを発揮します。
さらに、WP製のAPEXセミアクティブサスペンションや、コーナリングABS、トラクションコントロール、複数のライディングモードといった最先端の電子制御システムも搭載。ライダーは、その強大なパワーを安全かつ意のままに操ることができます。

希少性と所有欲
前述の通り、生産台数は世界でわずか50台。日本国内への導入数はさらに限られます。この希少性が、オーナーの所有欲を強く満たしてくれることは間違いありません。単なる移動手段ではなく、コレクターズアイテムとしての価値も非常に高い一台と言えるでしょう。
ライバル車種との比較
BRABUS 1300 R Masterpiece Editionは、その成り立ちや価格帯から、一般的な量産バイクと比較するのは難しいかもしれません。しかし、あえて「高性能」「高価格」「エクスクルーシブ」という点でライバルを挙げるとすれば、以下のようなモデルが考えられます。
車種 | 特徴 | 比較ポイント |
---|---|---|
Ducati Streetfighter V4 SP2 | Streetfighter V4の最上級モデル。 カーボンホイール、乾式クラッチ、Öhlins製電子制御サスなど、サーキット志向の装備が満載。 | よりサーキット走行に特化したキャラクター。デザインの方向性もイタリアンデザインで異なる。希少性ではBRABUSが上回る可能性。 |
MV Agusta Brutale 1000 RR Assen | Brutale 1000 RRベースの限定モデル。 アッセンサーキットへの敬意を表した特別カラーと装備。こちらも限定生産(300台)。 | イタリアの宝石と称されるMV Agustaらしい芸術的なデザイン。4気筒エンジンのフィーリングも異なる。BRABUSはより力強く、カスタムテイストが強い。 |
これらのライバルと比較しても、BRABUS 1300 R Masterpiece Editionの「ドイツのチューナーBRABUSによるカスタム」という出自は唯一無二です。パフォーマンスだけでなく、その背景にあるストーリーやデザイン哲学に価値を見出すライダーにとっては、代わりのない選択肢となるでしょう。
どんな人におすすめ?
BRABUS 1300 R Masterpiece Editionは、以下のようなライダーに特におすすめです。
- 究極の個性とデザインを求める人: 他の誰とも違う、圧倒的な存在感を放つバイクに乗りたい方。BRABUSのデザインに魅力を感じる方。
- 最高のパフォーマンスを求める人: KTM 1290 SUPER DUKE R EVO譲りの強烈なパワーと最先端の電子制御を体験したい方。
- 希少価値を重視する人: 限定生産モデルに価値を見出し、所有することに喜びを感じるコレクター気質の方。
- 経済的に余裕のある人: 高額な車両価格や維持費を許容できる方。
このバイクは、日常の足として使うというよりは、特別な日のツーリングや、ガレージに飾って眺める喜び、モーターサイクルショーへの参加など、「特別な体験」を求めるライダーに向いています。もちろん、その気になればサーキット走行もこなせるポテンシャルを秘めています。
購入前にチェックしたいポイント
非常に魅力的で特別なバイクですが、購入を検討する上でいくつか注意しておきたい点があります。
購入前のチェックポイント
価格:
車両価格は非常に高額です。正確な日本円での価格は正規ディーラーへの問い合わせが必要ですが、 Edition 23が約650万円だったことを考えると、Masterpiece Editionはそれ以上になる可能性があります。(一部情報では800万円前後とも)
入手難易度:
世界限定50台という極めて少ない生産台数のため、そもそも購入できる機会が限られています。日本への割り当て台数もごく僅かでしょう。購入希望の場合は、早めにKTM/BRABUS正規ディーラーへ相談する必要があります。
維持費:
ベースモデルのKTM 1290 SUPER DUKE R EVO自体がハイパフォーマンスモデルであり、消耗品やメンテナンス費用は一般的なバイクより高めになる傾向があります。加えて、BRABUS専用パーツの交換が必要になった場合、部品代や納期がかかる可能性があります。
取り回し・足つき:
ベースモデルのKTM 1290 SUPER DUKE R EVOに準じます。大排気量ネイキッドのため、車格は大きく、重量もあります。シート高も845mmと比較的高め(ベースモデル参考値)なので、小柄な方やバイク初心者の方は、実車での確認が必須です。
リセールバリュー:
限定生産の希少モデルであるため、一般的なバイクのような値下がり方はしない可能性があります。むしろ、状態が良ければプレミアが付くことも考えられますが、市場が非常にニッチである点には注意が必要です。
まとめ
BRABUS 1300 R Masterpiece Editionは、KTMの持つ最先端のパフォーマンスと、BRABUSが培ってきたラグジュアリーなカスタム・デザインが見事に融合した、まさに「走る芸術品」です。
その圧倒的な存在感、細部までこだわり抜かれたディテール、そして世界限定50台という希少性は、オーナーに特別な満足感を与えてくれるでしょう。
価格や入手難易度など、ハードルは決して低くありません。しかし、もしあなたが真にエクスクルーシブなモーターサイクルを求めているのであれば、この“傑作”は検討に値する一台です。
興味を持たれた方は、ぜひ一度、お近くの(取り扱いのある)KTM/BRABUSディーラーで、その比類なきオーラを体感してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q. BRABUS 1300 R Masterpiece Editionのベースモデルは何ですか?
A. KTMの1290 SUPER DUKE R EVOがベース車両となっています。エンジンやフレーム、電子制御システムなどの基本コンポーネントは共通ですが、外装やホイール、エキゾーストなどがBRABUS専用品に変更されています。
Q. 生産台数は何台ですか?
A. 世界限定50台です。カラーはOnyx BlackとDiamond Whiteの2色で、それぞれ25台ずつ生産されました。
Q. 日本で購入できますか?
A. 日本国内にも正規導入される可能性はありますが、割り当て台数は非常に少ないと予想されます。購入を希望される場合は、KTM/BRABUSの正規ディーラーへ直接お問い合わせいただくのが確実です。
スペック
BRABUS 1300 R Masterpiece Edition (2024年モデル) のスペックは以下の通りです。(一部、ベースモデル KTM 1290 SUPER DUKE R EVO 2024年モデルの数値を参考に記載しています)
価格 | ASK (正規ディーラーにお問い合わせください) |
---|---|
年式 | 2024年 |
排気量 | 1,301cc |
最高出力 | 134 kW (180 hp) @ 9,500 rpm |
最大トルク | 140 Nm @ 8,000 rpm |
エンジン形式 | 水冷4ストローク 75° V型2気筒 DOHC 4バルブ |
ボア×ストローク | 108 mm × 71 mm |
ミッション形式 | 6速 |
クラッチ | PASC(TM) スリッパークラッチ、油圧式 |
フレーム | クロムモリブデン鋼 トレリスフレーム (パウダーコート) |
サスペンション(前) | WP APEX 倒立フォーク Ø 48 mm (電子制御セミアクティブ) |
サスペンション(後) | WP APEX モノショック (電子制御セミアクティブ) |
サスペンショントラベル(前/後) | 125 mm / 140 mm |
ブレーキ形式(前) | Brembo製 Stylema モノブロック 4ピストン ラジアルマウントキャリパー、ダブルディスク Ø 320 mm |
ブレーキ形式(後) | Brembo製 2ピストン 固定キャリパー、シングルディスク Ø 240 mm |
ABS | Bosch製 9.1MP 2.0 (コーナリングABS、Supermoto ABS含む) |
ホイール(前/後) | BRABUS Monoblock Z 鍛造ホイール |
タイヤサイズ(前) | 120/70 ZR 17 (Bridgestone S22) |
タイヤサイズ(後) | 200/55 ZR 17 (Bridgestone S22) |
シート高 | 845 mm (ベースモデル参考値) |
最低地上高 | 160 mm (ベースモデル参考値) |
車両重量(乾燥) | 約194 kg (ベースモデル参考値。カーボンパーツにより若干変動の可能性あり) |
タンク容量 | 約16 L |
カラーバリエーション | Onyx Black, Diamond White |
乗車定員 | 1名 (シングルシート仕様) ※タンデムシート付属の可能性あり、要確認 |
※スペックはKTMおよびBRABUSの公式発表に基づきますが、一部参考値が含まれます。最新の情報や詳細については、正規ディーラーにご確認ください。